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学校へ行くのが怖い。
宿題ができない。
みんなが怖い。
そんな言葉を口にするようになった娘に、親として何ができるのか悩みました。
同じように
「病院へ行ったほうがいいのかな?」
「どんなふうに診てもらえるの?」
と不安に感じている方もいると思います。
この記事では、受診のきっかけから診察の様子、診断結果、そして支援につながるまでの流れを、できるだけ丁寧に書いています。
読んでくださるあなたの、少しでも参考になればうれしいです。
※この体験記は、診断・支援の進行にあわせて随時内容を更新しています。
小2娘の発達障害で医療機関を受診した初日の記録
初診時のことを詳しくご紹介します。
①発達障害を疑ったきっかけ
娘が2年生になってから、明らかに学校への様子が変わり始めました。
宿題に取り組むことがとても苦痛そうで、特に「書くこと」へのストレスが大きく、ノートやプリントはぐちゃぐちゃ。
学校から帰ってくると癇癪を起こす日もあり、「怖い、怖い」と泣きながら就寝することも増えました。
「学校が怖い」「みんなが怖い」と話す一方で、「友達は好き」とも言っていました。
ただ、「学校に行かなきゃと思うと不安になる」「私ってみんなと違うのかな?」と話すようになり、親として心配が募りました。
好きな授業だけ母子登校を試みて、横に付き添ってみましたが、授業中も不安で集中できず、「やれない」とうずくまってしまうこともありました。
2年生になってから先生やクラスメート、グループが変わったことも影響しているのかもしれません。
このような変化が重なり、「これは何かあるのではないか」と思い、発達障害の可能性を考えるようになりました。
宿題は無理にやらせることをやめ、学校側にも許可をいただいています。
こちらの本が本当に助けてくれましたので、よかったら手に取ってみてくださいね。
②見られたサインや様子
家庭では、一見落ち着いている娘ですが、指示が通りにくかったり、同じミスを繰り返したりという特徴がありました。
特に「音」や「におい」などに敏感な一面もあり、ランドセルの中がごちゃごちゃしていても気にしないといった特徴も。
保育園時代にも似たようなことはあったのですが、そのときは「個性」として片付けられていたのかもしれません。
ただ今回は、明確に「学校に行けなくなってきた」ことが、受診の後押しとなりました。
③学校行き渋りと家庭の対応
学校に行けない朝、玄関で泣く娘にどう声をかけたらいいか悩みました。
無理やり連れて行くべきか、休ませるべきか、答えはどこにもありません。
そんな中、娘自身が「おうちで勉強したい。タブレット使っていい?」と自分から言い出したのです。
先生にタブレット持ち出しを申請し、家でできる範囲で学習を始めた娘の姿に、少しずつ前向きさを感じられるようになりました。
④兄のASDと家族の歴史
実は長男も中学でASDの診断を受け、不登校になった経験があります。
そのときの記憶が蘇り、「またかもしれない」という焦りもありました。
けれど今回は、早い段階で動けたことが大きな違いだと思います。
兄の経験があったからこそ、迷わず受診へと踏み出せたのかもしれません。
今年一番の驚きは
息子がASDだったこと
そして16年気づかず子育てしてたこと😱もっと早くにわかってたら
もう少し生きやすくしてあげられたのかも息子が学校に行けなくなった時の一言が忘れられない
「ぼくが普通だったらよかったのに」
— 藤本サクラ@不登校と向き合う母 (@u2jS3kswIG55477) December 31, 2024
初診前の準備で大切なこと
スムーズな受診のための準備をご紹介します。
①病院選びと予約
発達に関する相談をどこにすればいいのか、最初はとても迷いました。
今回は、学校からもらった発達支援関連の資料と、ママ友からの口コミを参考にしました。
友人のお子さんが通っていた病院が、診断書を早く出してくれて支援に繋がりやすかったと聞き、そこに決めました。
その病院は初診が予約不要だったため、すぐに受診できたのも大きな決め手となりました。
②問診に必要な書類や持ち物
事前に病院に電話をして、「持ち物など確認しておきたい」と相談しました。
そのおかげで当日は安心して受診に臨むことができました。
実際に持って行ったものは
- 母子手帳
- 幼少期の記録
- 保育園時代の連絡ノート
- 最近の困りごとをメモしたノート
- 娘が書いたメモ書きやメッセージ
これらがあったことで、医師に詳しく状況を伝えることができ、問診もスムーズに進みました。
③子ども・親の心の準備
娘には「今日はお医者さんに会いに行こうね」とやわらかく伝えました。
発達の相談といっても、子どもにとっては緊張するものなので、不安にさせすぎないようにしました。
「今日は先生にお話ししてくれる?」と事前に気持ちを聞くことも大切です。
親自身も、「うまく話せなくても大丈夫」と自分に言い聞かせる準備が必要だと感じました。
④問診で診断書を早くもらえた理由
丁寧な問診が行われたことと、持ち物を事前にそろえていたことで、比較的早く診断書を出してもらうことができました。
発達検査は本来であれば予約待ちが数ヶ月あることも多いのですが、病院によって対応は異なります。
「早めに支援につながりたい」と思っている方は、受診前に病院へ連絡をし、流れや必要な持ち物をしっかり確認することをおすすめします。
そうすることで、子どもに合った支援のスタートが少しでも早く切れるかもしれません。
医療機関での受診初日の様子
初診日の流れややり取りを具体的に記録します。
①受付から問診まで
病院に到着してから受付まではスムーズでしたが、やはり初めての場所ということもあり、娘は緊張気味でした。
待合室では静かにしていたものの、手足をもじもじと動かして落ち着かない様子でした。
名前が呼ばれたときも、少し驚いたように目を見開いていましたが、手をつないで診察室へ向かいました。
問診の前に、母子手帳やメモ、記録ノートを受付で提出しました。
②医師との会話と印象
診察室では、まず私(母親)だけが先生と話す時間が設けられました。
娘が書いた「学校×××」「なくなれ なくなれ」「学校怖い」といったメモを見せると、先生は「うんうん、わかったよ」と優しくうなずいてくれました。
私はそれまでの娘の様子や、家庭で感じていた違和感や困りごとをすべて話しました。
すると先生は
「この子にとっては、今の学校はまるで地獄のような世界です」
と言いました。
わたしは、驚きました。
地獄……..
「地獄の世界」で毎日頑張っていたんだと思うと、これはもう学校へ行っている場合ではない!
- 娘が笑って過ごせる場所
- 娘の好きを大事にできる場所
- 娘が安心して過ごせる場所
を自宅以外でも見つけてやりたい。と心の底から思いました。
「だからこそ、落ち着ける場所がどこかを、一緒に探してあげてください」
ともおっしゃってくださいました。
そのあと、娘と先生だけの時間がありました。
先生は無理に話させることはせず、少しずつ距離を縮めながら関わってくれました。
娘が安心して過ごせるように、穏やかなトーンで話し続けてくれていたのが印象的でした。
また、私の仕事や主人の勤務時間、兄や祖父母の存在、自宅での生活環境についても丁寧に聞き取ってくれました。
「自宅が安心できる場所であることは、とても良いですね」
と言ってもらえたことが、心の支えになりました。
③検査までの流れと内容
この日は発達検査は行われませんでしたが、チェックリストや質問紙のようなものをいくつか記入しました。
娘には簡単な課題のようなやりとりがあり、色や形を見たり、少しだけ話をしたりする時間がありました。
本格的な検査は、今後のスケジュール次第とのことでした。
ただ、この初診時の観察ややり取りをもとに、診断書の発行を判断する材料になると説明を受けました。
④診断書と今後の支援の話
診断名としては、ASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)、不安神経症と記載されました。
診断書には「支援級」「通級指導」「放課後等デイサービス」などの合理的配慮が必要と書かれていました。
これにより、学校や行政の支援につながる第一歩となります。
ただし実際には、支援級への申請は7月中に行わなければ来年度(3年生)からの受け入れが間に合わない可能性があるとのことでした。
学校からは、「10月までならチャンスがあるかもしれないが、保証はできない」と言われました。
診断がついても、実際の支援がスタートするまでには制度上のタイムラグがあると痛感!

今すぐにでも支援をしてほしい親御さんにとっては、とってもつらい(つд⊂)エーン
しかも、7月まで(もしくは10月)までに支援級に入れたい意思がない場合は、さらに約2年後の4年生からしか支援級には入れないと説明がありました。
えーーーーー!!
そんなにも待つん?
いや、ちょっとまってー!!
ですよね???
どう考えてもですよ、
子どもの心と親御さんの心を置き去りにしているような気がしてなりませんでした。
支援が遅れる理由としては、「生徒数の把握により、職員の人数が決まってくるため」とのこと。
理解はできるのですが、早急に対応しなければならない状況の場合、
「子どもも親御さんもしんどいんだろうな」
と感じましたし、これだけタイムラグがあると不安になりました。
診断結果は後日:その前にできる支援とは
診断を待たずに支援を始められる方法をまとめました。
①診断前支援の必要性
診断結果が確定するまでには、時に数ヶ月以上かかることもあります。
でも、その間にも子どもや家族の困りごとは続いていきます。
「診断がないから動けない」と思わずに、できる範囲で支援を始めることが大切です。
例えば、家庭内での接し方を工夫したり、学校へ相談して環境を調整してもらうことなど、すぐに始められることもたくさんあります。
ASD(自閉症スペクトラム)については、長男が診断を受けた時に心療内科の医師からこちらの本を進められ、理解を深めました。
②安心できる環境の見つけ方
医師から「この子にとって、学校は地獄のような場所」と言われたとき、正直なところ胸が痛みました。
でも、その言葉が「ではどこなら安心できるのか」を考えるきっかけになりました。
自宅は落ち着ける場所であり、家族との時間は娘にとって安心できるようです。
市の教育支援センターにある「適応教室」も見学予定です。
学校に行けないこと=悪いことではない、という前提で、安心して過ごせる場所を探していくことが重要だと感じています。
③学校との連携と伝え方
診断書を学校に提出した後、思っていた以上に「支援のスタートが遅い」と感じる場面がありました。
学校からは「7月中に支援級希望を出せば、来年3年生から入れる。10月までに間に合えば可能性はあるかも」と言われました。
でも、その時点ですでに6月下旬。診断書が出ていても、制度上すぐには動けない現実を知りました。
だからこそ、診断が出たらすぐに学校へ確認し、申請などの手続きを早めに進めることが必要だと痛感しました。
④日々の観察記録の重要性
医師に娘の書いたメモや記録ノートを見せたことで、気持ちを的確に伝えることができました。
「学校×××」「怖い」「なくなれ」などの言葉は、本人が抱えている不安をまっすぐに表しています。
日々の困りごとや感情を、文字や絵、メモなどで記録しておくと、医師にも学校にも伝えやすくなります。
子どもが言葉にできないことを、記録を通してサポートすることができると実感しました。
同じように悩む親御さんへ
過去の私に伝えたいこと、そしてあなたに贈るメッセージ。
①焦らなくて大丈夫
娘の様子に気づきながらも、「様子見でいいかな」「まだ大丈夫かな」と、少しずつ時間が経っていました。
でもいざ動いてみると、「もっと早く相談していれば」と思うこともたくさんあります。
とはいえ、焦っても結果がすぐ出るわけではないし、手続きも制度も時間がかかるものです。
だからこそ、焦るのではなく、「気づいた今からできることを少しずつ」で良いと思っています。
②他の子と比べない勇気
同じ学年の子と比べてしまうこと、ありますよね。
「どうしてうちの子は…」と落ち込んでしまうことも、私自身たくさんありました。
でも、比べても解決しないし、比べることで親子ともに苦しくなることもあります。
「この子にはこの子のペースがある」と信じてあげる勇気を、私自身が持てるようになりました。
③子どもとの信頼関係の築き方
娘は、安心できる場所で少しずつ自分の気持ちを出せるようになってきました。
学校での不安やつらさも、メモに書いて見せてくれるようになったのは大きな変化です。
「無理に話させない」「話せるタイミングを待つ」ことで、関係は少しずつ深まっていくのだと学びました。
大人のペースでなく、子どものペースに寄り添うこと。それが信頼関係の土台になるのだと思います。
④あなたに伝えたい言葉
この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら今、とても不安で心がいっぱいかもしれません。
「このままでいいのかな」
「自分の育て方が悪いのかな」
と、自分を責めているかもしれません。
でも、大丈夫。あなたはもう、十分にがんばっています。
ひとつずつ、一緒に歩いていきましょう。
あなたにも、あなたの子にも、きっと良い道があります。
ここまで、「小2娘の発達障害で医療機関を受診した体験」をもとに、受診までの経緯や診断、学校とのやりとりなどをお伝えしてきました。
同じようにお子さんのことで悩み、どこに相談すればいいのか分からず戸惑っている方の参考になればと思い、記事を書きました。
正解がない中で、わたしたち親ができることは、子どもにとって少しでも安心できる環境を探し、一緒に歩んでいくことだと感じています。
焦らなくて大丈夫。
不安なときは、誰かの体験がヒントになることもあります。
長男は不登校を経て、いま、まさに動き出したところです。
えっ!えらいこっちゃ!どひゃー!!!
4ヶ月前まで不登校だった息子(現在通信制高校)が、突然――
「バイトしようと思うから、履歴書買ってきて」
😳😳😳マジかーー!!
でも母の私は動揺を見せずに
「わかったよー!買ってきとくわ!」(※平静を装うプロ)
しかし、心の中では↓#不登校の親
— 藤本サクラ@不登校と向き合う母 (@u2jS3kswIG55477) March 23, 2025
通信制高校へ転学し、アルバイトも始めました!
今日だけは自慢させてください😭
親バカ発動モード入ります不登校だった息子が通信制高校に通いながら最近バイトを始めたんですが
今日バイト先から家電に電話が来て
私が出たんです話の内容は学校の許可の確認だったのですが
担当者の方から
「〇〇くん本当によくやってくれていて
↓#不登校— 藤本サクラ@不登校と向き合う母 (@u2jS3kswIG55477) June 6, 2025
こちらは、息子の通う通信制高校のリアル情報が満載の記事です。
よかったら覗いてください。
最近の経過とこれからの予定(更新日:2025年6月12日)
市の教育支援センターにある適応教室を見学しました。
温かい雰囲気で、娘も少し安心したようでした。
現在は、私が付き添えて、本人がやりたい授業だけ出席しており、学校との連携も始まっています。
また進捗があれば、この記事で報告していきたいと思います。
この記事が、あなたとお子さんにとっての小さな道しるべとなりますように。
最後までおよみいただきありがとうございました!
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